4Jun
歯と体調の関係
せっかく入れ歯を作っても使用しているうちに合わなくなって結局は使わなくなってしまうという方がいますね。入れ歯がないと食べ物をしっかり噛むことができなくなるために、胃や腸に負担がかかり胃腸の状態が悪くなることがあります。そのため胃痛がしたり、便秘や下痢になることもありますね。便秘になると腸の中で悪玉菌が増えて有毒物質ができてしまいます。有毒物質は普通、肝臓で処理されるんですが、処理しきれないと血液中に流れて、体中をめぐることになります。
また、噛めないと比較的柔らかいもの、食べやすいものを選んで食べるようになります。そうすると決まった栄養素しか取り込めなくなってしまいますね。食物繊維やミネラルやビタミンが不足すると体がだるくなったり疲れやすくなります。また、入れ歯をしていても噛み合わせが悪かったりすると、肩こりがひどくなったり、頭痛がすることもあります。
噛むことと脳の活性化の関係
噛めないと内臓に影響があるだけでなく、脳の働きにも影響が出てきます。研究の結果、噛むことによって脳の感覚野や運動野、それに記憶や運動の学習に重要な役割を果たしている小脳などが活性化されることがわかっています。高齢者の場合、噛むことによって前頭前野が活性化することも分かっています。脳のこの部分は、何かを決定したり、他の人とコミュニケーションを図ったり、感情をコントロール上で重要な働きをしています。また、人が注意を集中したり意欲的になるという点でも大切な役割を担っています。ですから、噛めない状態を放置しておくと認知症になるリスクも高まるんですね。
全身の健康を守るための入れ歯
歯がないことや噛み合わせが悪いことで起きる健康上の問題はいろいろあります。ですから、全身の健康を守るためにも良い入れ歯を作ることはとても大事ですね。ただ、入れ歯は、1度作ったらそれで終わりではなく、その後も微調整が必要です。ですから、合わないと感じたなら、すぐに歯科医に入って調整してもらうことが必要なんですね。せっかくお金をかけて作ったものですから、合わないからと言って使わなくなるのは金銭的にも健康面でももったいないことです。良い入れ歯は歯科医との共同作業です。少しでも違和感を覚えたらすぐに歯科医に相談するのがいいですよ。くろさき歯科では、皆様が健康的な生活を送れるように高い技術で入れ歯を作っています。また、定期的なメンテナンスも行っていますので、入れ歯を作ろうかと考えておられる方ならぜひ1度ご相談ください。
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