9Aug
入れ歯をつけている時に、突然嘔吐感を覚えることはありませんか?
これは「入れ歯がその人に合っていない」典型的な症状でもあります。
入れ歯をしている時に嘔吐感を覚える理由
入れ歯を作ったばかりの人で、嘔吐感を覚える場合は、土台となる床の部分が大きすぎる可能性があります。
口の中というのは、自分たちで考えている以上に敏感です。
そのため、些細な違和感もすぐに症状として現れてしまうのです。
入れ歯によって嘔吐感を覚える場合は、上顎に床部分が当たっている可能性があります。
特に、喉に近い部分に異物を感じるとすぐに嘔吐感が出てくるでしょう。
他にも、今までは問題なかったのに嘔吐感を覚えるようになったという人もいます。
入れ歯は長期間使い続けることが出来ますが、限りなく消耗品に近いものです。
使い続けていくうちに噛み合わせがずれて、入れ歯が合わなくなることもあります。
調整が出来れば特に問題はありませんが、噛み合わせのずれが酷い場合は最悪作り直しになることもあるのです。
嘔吐感の対策とは
この対策方法としては、入れ歯の後ろを削る調整方法が有効です。
調整可能な入れ歯の場合のほとんどが、後ろを削ることで嘔吐感もなくなります。
ある程度の噛み合わせの悪さや不安定さでも修理や調整で問題ありません。
しかし、人によっては調整をしても嘔吐感を覚える場合があります。
これは入れ歯の調整が悪いのではなく、患者さん本人が敏感体質であることが伺えます。
嘔吐感を覚えやすい人
基本的に嘔吐感を覚えるのは、軟口蓋が敏感な人です。
こういった人に一般的な入れ歯では刺激が強い可能性があります。
そこでおすすめしたいのが「無口蓋入れ歯」です。
軟口蓋が刺激を感じるのであれば。その刺激そのものをなくせば問題ありません。
無口蓋入れ歯は、その名の通り喉に近い口蓋部分をくりぬいた入れ歯です。
刺激によって嘔吐感が出ている人は、無口蓋入れ歯を使用することでほぼ改善出来るでしょう。
ただ、無口蓋入れ歯は吸着が弱いと言われています。
しかし、歯科医院によってはそのデメリットも改善されているところが多いので安心してください。
良い入れ歯は患者さんの食を楽しませてくれるものですから、妥協をしてはいけません。
嘔吐感を我慢すればいいだけの話、と考えないでください。
我慢は人にストレスを与えてしまいますので、入れ歯の悩みを専門医と解決しましょう。
無口蓋入れ歯を作るかどうかは置いておき、その人に合った改善方法はあるので、不安に思うことはすべて歯科医師に相談して解決出来るようにしましょう。
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