6Jul
1.歯科技工士とは?
総入れ歯や部分入れ歯、差し歯などを作る技工士を歯科技工士と呼びます。実はこれは専門性の非常に高い職業で、歯科技工士国家試験に合格し、国家資格の免許を有した人だけがなれる職業なのです。歯科技工士を希望する人は、多くが専門学校や大学などの教育機関で勉強と実技を行い、国家試験に合格できるまで努力を重ねます。また、国家試験に合格しただけで優れた歯科技工士になれるというわけでもありません。患者の細かいニーズに合わせられるような高度な技術力を持った歯科技工士になるためには、多くの実践経験を重ねるための年数が必要です。
2.歯科技工士が作るのは入れ歯だけじゃない
歯科技工士の仕事でニーズが高く一番多いのは、やはり「入れ歯」の作成です。保険適用の入れ歯だけではなく、自費作成の入れ歯も現在は非常に多く、咥内環境やアレルギー体質を加味した様々な素材で、患者の口に合う入れ歯の作成が求められています。しかし、技工士に求められるのは入れ歯だけではありません。噛みあわせによる体調不良などが注目されている今、ニーズが急増しているのが噛みあわせ治療に用いられるレジンなどを作成する「噛みあわせ専門技工士」なのです。患者の噛みあわせの状態から、一つ一つ非常に細かな単位で調整が必要となる歯を補填物を作成する、高い技術力の求められる技師となります。
2.良い歯医者には良い技工士がいる!
免許を取得した後の歯科技工士の就職先は、主に歯科医院や大学病院、研究所やメーカーです。現在、歯医者の総数に比べ歯科技工士の数は少ないとされており、高い技術を持つ技工士の場合、何軒かの医院に対し専属で働くという場合が多くなっています。ただそれでも、技術力のある腕の確かな技工士と契約できる歯科医院というのは限られているのが現状です。
高い技術で患者を笑顔にする入れ歯専門歯科、くろさき歯科では、患者さん一人一人に対し満足してもらうため、高い技術を持った噛みあわせ専門技工士に毎週遠方よりくろさき歯科まで来てもらい、治療に参加してもらっています。そのほか、審美歯科に関わる被せものなどの技工士は技工士学校の講師を兼ねている技工士、入れ歯の作成はセミナー講師も務められている歴30年のベテラン技工士が、それぞれ治療に参加し患者さんに必要な入れ歯などを作成しています。治療を主に担当する歯医者だけでなく、高い技術を持った技工士に参加してもらうことで、ハイレベルなチーム医療を実現しているのです。
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