26Mar
入れ歯はメンテナンスが命!
・・・と言っても過言ではありません。
よく、くろさき歯科では「入れ歯は靴と同じ」という表現をするのですが、新しい靴を買う時のことを思い出してみて下さい。
特に、革靴などのかなりしっかりとした硬い素材で出来ている、価格もそれなりにする靴を買う場合、あなたならどうされるでしょうか?
おそらく、お店で何度も何度も実際に履いてみて、歩いてみて、立ってみたり座ってみたり、脱いだり履いたりして自分に合うかどうかを確かめると思います。
そうしなければ、自分の足に合わない靴を買ってしまって、後々靴ずれや痛みなどで結局履けないものになってしまうからです。
これは正に入れ歯を選ぶ時と同じことです。
比較的丈夫な足に履くものですらそうなのですから、デリケートな口の中ではもっと綿密な確認が必要なのは言うまでもないことです。
無理に使い始めれば痛みやズレが出て使えないものになります。
だからこそ、入れ歯はメンテナンスが命なのです。
また、靴には既成品もオーダーメイド品もありますが、入れ歯は必ずオーダーメイドなのですから、それこそ思い通りに作らなければもったいない話です。
メンテナンスと聞くと、入れ歯を使い始めた後からのことを想像される方が多いようですが、実際には作っている最中から繰り返しメンテナンスを行うことこそ大切なプロセスです。
まずは仮の入れ歯を作ってそれを徹底的に合うまでメンテナンスを繰り返します。
そこには入れ歯の専門知識を持つ補綴歯科医と、入れ歯専門の技工士やかみ合わせ専門の技工士の技術も必要不可欠です。
そうして何度も何度も口の中の状態、そして身体全体のバランスを確認してはじめて、最高に身体にフィットする入れ歯が出来上がります。
靴選びで試着が外せないのと同じように、入れ歯選びではこの過程を省略することなど出来ません。
そしてもう一つ外すことが出来ないのが、やはり身に付けた時の美しさですね。
靴を選ぶ時に、鏡を見ない人はいないと思います。
その靴を履いた自分がどう見えるか、自分の趣味やファッションに合っているか、誰でも気にしますよね。
入れ歯は顔の一部になるものですから、美しさも当然無視して良いものではありません。
こればかりは保険診療の入れ歯ではあまりに限界が有り過ぎるので、出来れば満足の行く自由診療で最高に美しい入れ歯を手に入れてもらいたいと願うばかりです。
もちろん、使い始めた後のメンテナンスで、一生使えるものになるのですから。
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