11Jul
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田端から入れ歯の調整にご夫婦で定期的に来られている患者様より
以前テレビの某番組で東京の田端が紹介されているのを見たことがあるのですが、坂道が非常に多く、過去には芸術家、小説家などがたくさん住んでいた街だったようですね。
そして芥川龍之介も昔その田端に住んでいたとのこと。
今も古き良き昭和が残る田端銀座商店街などを見ると、東京の下町という感じで良い風情です。ちなみに芥川龍之介の日記の中には、「虫歯の痛みで歯医者に行ったらいきなり奥歯を抜かれた」といった内容が書かれています。
その後の歯の処理をどうしたのかはわかりませんが、大正6年、25歳の時だったようですから、平均からするとちょっと早い段階だったかもしれませんね。田端銀座商店街には創業60年の豆腐店もご顕在のようですし、惣菜店や洋食店なども並んでいてとても活気溢れる様子ですが、そんな美味しいものを美味しくいただけるのは、しっかり噛み締められる歯と歯茎があってこそ。
自前の歯を日々大事にしつつ、失った部分があれば最適な入れ歯できちんと補強したいものです。さて、そんな入れ歯ですが、入れている事を他の人から気づかれたくないという方はとてもたくさんいらっしゃいます。
当院でもよく耳にするのは、周囲に気づかれたくないというご要望です。
特に若い方、女性の方、営業職の方などに多く、実際切実なお悩みでしょう。
従来の入れ歯ではクラスプという金属のツメが表面上見えてしまい、瞬間的に入れ歯だと気づかれてしまうことがあります。
現在はこれを避ける方法がいくつかありますが、自由診療であればブリッジに似た方法を選んだり、クラスプが無いデザインの入れ歯を使ったりすることで分かりにくくする方法もあります。
特にノンクラスプデンチャーはとても人気のある入れ歯で、人前で口を開けられなくなったという方も安心して使うことが出来ます。
また、こうした金属部分だけでなく、歯茎や歯の色が不自然すぎて分かってしまうという問題もあります。
自由診療の入れ歯であれば、非常に自然で見た目にはほぼ誰からも気づかれないデザインに仕上げることも可能です。
透明な素材で歯ぐきを透けさせるという手法もあります。
人間の歯は真っ白でツルツルした陶器のようなものではなく、部分部分で色が違ったり、縦スジが入ってデコボコしていたりするものです。
そうしたリアルな細工を施すことで、残っている自分の歯とまったく遜色の無い人工歯を手に入れることも可能なのです。
日本人には優れた職人技があります。
入れ歯作りだって同じこと、腕の良い技術者が作ったものであれば、決して分からない入れ歯作りも可能ですから、是非、しっかり相談出来る歯科医院を選んで下さいね。
西日暮里から入れ歯でお困りでお越しの患者様もいらっしゃいます
歯の色は民族によっても違いますが、一人ひとり本当に微妙な差があります。
入れ歯の大きさや歯の大きさがいくらフィットしていても、色は見た人が本能的に違和感を感じやすいポイントなのです。入れ歯の歯の色は重要な要素です。
白い歯は美しいものですが、一口に白と言っても本当に色々な白があります。
歯科医療で歯の色を決めるときにはシェードガイドという色見本を使うのですが、これは世界共通の基準です。
ご覧になった事のある方もいらっしゃるかもしれませんね。
シェードガイドにはAからDまでのグループがあり、日本人は一般的にはAグループに属する人が多いと言われています。各グループは更に5段階に分かれていて、通常はその患者さんの残っている前歯の色を参考にします。
もしすべての歯がすでに無い状態の場合には、それまで使われていた入れ歯の色を参考にしたり、患者さんの肌の色や髪の毛の色を参考にしたりしながら、一番違和感の無い色を決定します。
ただし、近年は少々明るめの白を希望される患者さんが多くいらっしゃるので、1段階明るい色を選ぶ場合も増えています。
また、残っている歯をホワイトニングしてから、明るい色に統一される方もいらっしゃいます。
自分の歯も年月によって色がくすんで来ますから、これを機にすべて白い美しい歯を取り戻されるのはとても良いことだと思います。
入れ歯を作る時には、こうした色の点にもきちんと時間をかけてくれる歯科医院を選んで下さいね。ちなみに色の問題と言えば、入れ歯を使い続けることで歯茎の色が黒ずんで来たという悩みを持たれる方が多いです。
現在の医療で分かっている事は、残念ながらセラミックスの内側の金属が溶け出し、顆粒が歯肉に浸透するために黒ずむ現象が起こるということです。
WELDENZであれば金属が使われないためそのような現象は起きませんが、金属製の支台がある入れ歯の場合、どうしてもそうした症状が出てしまいます。
ゴールドの場合はそうした現象が出ていませんので、避ける場合は金属を選ぶか、WELDENZのような別の手段を考える必要があるでしょう。
せっかく歯を白くしても、歯茎が黒くなってしまったら審美的には問題ですよね。
入れ歯の悩みがどうしても解決出来ない場合には、他の歯科医院に解決策を求めるのも一つの手段です。当院でも他の歯科医院で作成した入れ歯も修理可能な場合があります。当院には東京の西日暮里からお越しの患者さんもいらっしゃいますし、京浜東北線なら1本なので、無理なく通って頂けると思いますよ。
上中里で入れ歯を作りたい患者様に
昭和の下町という風情でレトロな感じなのですが、実際東京23区のJRの中では利用客がかなり少ない駅のようです。
当くろさき医院のある南浦和までは京浜東北線で18分と近いので、もし近くに良い入れ歯を作れる歯医者さんがいないとお困りのようであれば、ちょっと足を延ばして通っていただける距離だと思います。さて、今回はWELDENZ(ウェルデンツ)という比較的新しい人工歯のご紹介をしようと思います。
歯を削らず、取り外しが自由で、衛生的なブリッジとも表現される人工歯ですが、確かに従来の入れ歯にはなかった発想で作られています。
通常はブリッジやクラウンといった補綴歯科治療を行った場合、もうそれは半永久的に外せないように設置しますし、外れてしまっては困るものです。
でもこのWELDENZは「着脱式」にこだわった構造で、その分非常に衛生的なんですね。
残っている歯をうまく利用しながら、吸水性が非常に低い特殊樹脂を使うことによって失った歯を人工的に再設置出来る装置で、入れ歯でもなく、差し歯でもなく、ブリッジでもありません。
WELDENZの前にWELDENZ無し、WELDENZの後には・・・きっともっと素晴らしいWELDENZが登場するのかもしれませんね。WELDENZは、歯を1本だけ失った状態でも、すべて失って総入れ歯になった状態でも、快適に利用することが出来ます。
WELDENZの技術を支えるのは特殊な樹脂で、これは長年の研究で幾多の臨床検査を行い、厚生労働省から認可を受けたものです。
新世代の入れ歯、次世代の入れ歯と言われますが、何より無菌性樹脂素材なので、洗浄剤をほとんど必要としない点が優れています。
金属を使わないのでアレルギーの原因にもなりませんし、薄くて軽くてとても丈夫です。WELDENZは審美性に優れ、装着感にも優れていますし、何より吸水性が低いので長期使用しても嫌な臭いが出ません。
入れ歯には臭いの問題がありますから、これは非常に嬉しいポイントですよね。
優しい素材なので自分の残った歯を痛めませんし、取り外しが出来るので歯茎への負担も少なくなります。
入れ歯洗浄剤も必要ないので、歯磨きをするだけで非常に衛生的に使用出来ます。WELDENZは厚み0.5mm程度で加工が可能ですから、ぐらぐらになった歯の周りを包み込むような形で負担を軽減させ、歯の寿命を延ばす事も可能になります。
入れ歯に対してどうしてもネガティブに感じる患者さんには、是非試していただきたいですね。
うぐいす谷駅から入れ歯専門歯科医院「くろさき歯科」までは京浜東北線で30分
山手線のうぐいす谷駅から入れ歯専門の補綴歯科医院「くろさき歯科」までは京浜東北線で30分弱の距離です。埼玉以外からも東京・神奈川からも大勢の患者さんが来院され、ご自身にぴったり合った入れ歯で暮らしを楽しまれています。
突然ですが、みなさんは入れ歯を使い始めるとしたら何歳くらいからになるとご想像でしょうか?
多くの方は「60歳くらいから?」とイメージされるようですが、実際には厚生労働省の歯科疾患実態調査(平成17年)では、30歳から34歳で0.8%の方が初めて部分入れ歯を装着されているという結果になりました。
そんな比較的若い方の場合、インプラントを検討されるケースも多いようです。
20年前くらいはインプラントという治療法は非常に特殊なもので、ほとんどの場合、部分的な歯の欠損にはブリッジか入れ歯のどちらかが選択されていました。
ただその当時は入れ歯の種類も少なく、金属のバネで固定するようなものしかありませんでしたから、見た目がよろしくないということで可能な限りブリッジを選ばれる方が圧倒的に多かったですね。
その後しばらくしてインプラント治療も徐々に普及し始めて来て、審美性の面からそちらを選択する方も増えてきました。
インプラントは、顎の骨に直接人工の歯根を埋め込む手術が必要です。
その歯根に通常の差し歯のように歯を被せるのですが、治療には歯肉を切開する外科手術が必要です。
最近では他の手術法などもありますが、安全性を考えれば切開手術のほうが医師が目視出来る分、安心出来ます。
ただ、インプラント手術は誰にでも可能なわけではなく、高血圧や糖尿病などの全身疾患も関係しますし、顎の骨の厚み、強さ、その他の条件も関係しますので、骨粗しょう症の方などリスクの高い方は治療は難しいでしょう。
入れ歯は、どんな方でも手軽に作れる優れたツールです。
大昔のように審美性の低い入れ歯しかご存知ない方は、現代の進んだ入れ歯の技術に一度目を向けられることを強くお勧めします。
痛みもありませんし、手術もありません。
手入れも簡単ですし、メリットはたくさんあります。
もちろんお勧めするのは自由診療の入れ歯になりますが、本当に自分に合う自然な入れ歯を作れば、噛めるまでの期間がインプラントと比べて短い上に安価ですし、メンテナンスしながら一生使える身体の一部にすることも出来ます。
ブリッジの場合、隣の歯がすでに被せ物をしているようであれば良いですが、健康な歯の場合は削りたくはありませんよね。
見た目を気にされる場合は「ノンクラスプ入れ歯」というハリガネを使わない入れ歯などもありますから、試してみてはいかがでしょうか。
入れ歯専門の補綴歯科医院はなかなかありませんが、当くろさき歯科の院長は補綴歯科の専門医です。
東京からもたくさんの患者さんがいらっしゃいますが、例えば山手線のうぐいす谷からなら京浜東北線で30分もかからない距離です。
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