31Dec
医療機関を受診すると、「保険証をお出しください」と言われます。
しかし、保険のきかない自費診療(自由診療)というものもある事をご存知でしょうか?
今一度、歯科治療における「保険診療」と「自費診療」の違いについてご説明いたします。
健康保険のきかない治療
・病気のない人の検査や予防処置(フッ素塗布、虫歯菌の検査、歯のクリーニング、etc)
・貴金属・セラミックのクラウン(かぶせる治療)、ブリッジ(つなげる治療)
・歯列矯正治療
・金属を多く使用した義歯
・美容的な治療(歯のクリーニング、ホワイトニング等)
・インプラント
一般的にいう虫歯治療などは保険診療に入りますが、虫歯や歯周病などの口内トラブルを防ぐ「予防歯科」になると、基本的に保険がききません。また、審美歯科で扱う美容目的の治療でも、患者様が治療費を全額自己負担することが前提となります。
自由診療の選択意義
「最新技術・最新素材を患者様自らが選ぶ事ができる」
詰め物・かぶせ物の素材を歯科医が選定し、患者の症例などに合わせて最適・最新の素材を提案することが可能となります。
保険診療=治療に使える素材も限定的なため(保険診療の内容は「この治療に対する金額は、幾らまで」と、公的機関によってあらかじめ値段が決められております。
よって保険治療では、折り合いをつけるという事がつきものですが、自由診療は費用がかかるが納得できるまで最善を尽くした治療を、セレクトするという事が可能です。
身体親和性が上がり、虫歯再発や歯周病のリスクを最小限に抑える効果も期待できます。
自由診療を受ける際に抑えるべきポイント
治療についての説明をきちんと受ける事はいうまでもありませんが、その治療法における経験があるかどうかを見極めることも重要です。インプラントを始め、最新の技術には症例数やノウハウの蓄積が少なく、医師個人の技術レベルの差は間違いなくあります。
よって歯科医師の技術を確かめるためにはその医院での実績や症例を見せてもらうことが一つ。
信頼できるかどうかは、患者様ご自身で十分に見極める必要があります。
それゆえに歯科医院選びに悩まれ友人知人の紹介で決めてしまう方が多いことも事実です。
大切なご自身のお身体の事ですので、ぜひ慎重に歯科医師選びを行うことをお勧めいたします。
自由診療は高額なのか ?
一回の治療の窓口支払金額は保険治療の方が低額です。
しかし、何回か行わないと、ある一定の治療レベルまで到達しない保険治療と、一回の治療代金は高額になるが、一回で完了する自由診療があったといたしましょう。
この場合は、時間と手間暇はもちろんの事、金額も自由診療の方が安く済んだという例もございます。
複数回の予約の手間や、時間のやりくりを考えたら、ある程度の金額を払い「時間を買う」という選択もあるのかもしれません。
患者様がどの部分にフォーカスを当て、治療に望むかがまさに「自由診療」と言える部分なのです。
くろさき歯科では 自由診療についてのご相談も随時承っております。
もちろん保険適用の診療とどちらが患者様にとってベストな選択かを、専門家として誠意をもってアドバイスさせていただいております。
お口の中のお悩みは、お気軽に埼玉のくろさき歯科にご相談くださいませ。
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