入れ歯のご相談

入れ歯の修理はできる？
入れ歯を保険で作る前に知ってほしいこと
入れ歯全般のご相談が可能です
入れ歯の保険外の値段

入れ歯の修理はできる？

入れ歯はとてもデリケートなアイテムですから、場合によっては割れてしまったり壊れてしまったりすることもあります。破損してしまうととてもショックだと思いますが、修理が可能であれば修理も出来ますし、作り治すことも可能です。割れてしまった場合や破片を見つけて入れ歯を作った歯科医院を訪れて下さい。

入れ歯を壊してしまうケースで多いシチュエーションは、洗浄などのケアをしている時に、手が滑って取り落としてしまい、洗面台や周りに落として割れてしまった！というような場合です。そのような経験を持っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。

入れ歯の壊れ状況が大きい場合には、もしかしたら歯科医が作り直しをお勧めするケースも考えられますし、多少の修理でそのまま使えるようであれば、しばらくお預かりして元通りに戻せる状況も考えられます。

もちろん破損状況によるのですが、完全に真ん中から２つに割れてしまったというような場合であっても、修理すること自体は可能な場合もあります。見た目であきらめてしまわないで、それをそのまま歯科医院へ持って行ってみて下さい。

そもそも入れ歯というアイテムは本来、調整しながら、メンテナンスしながら、一生使えるものであるべきです。その入れ歯を構成している材料にもよりますし、作り方のプロセスにもよりますので一概には言えませんが、きちんと長持ちさせるための作り方を歯科医が行っていれば、まるで使い捨てのように入れ歯を何個も作らなければいけないようなことにはならないはずです。

きちんとした工程を守り、きちんと治せば、ちゃんと元通りになりますよ！もちろん、腕の良い技工士あってのことです。ただ、やはり入れ歯はデリケートなものであることは確かですから、お使いになる皆さんが丁寧に優しく取り扱ってくれることも大切ですね。洗面台でケアする時には一番破損が起きやすいですから、いつでも水を張った洗面器を下に置くなどして予防策を講じておけば、取り落としても割れや破損を防げる確率が高くなります。

最後に一つ。
もし入れ歯に破損が起きたら、絶対に自分でなんとかしようとしないで、その入れ歯を作った歯科医院に修理を依頼してくださいね。当院のように本入れ歯を作る前に調整用の入れ歯を作ってあれば、それを一時的なスペアーとして使うことも出来ます。間違っても、市販の接着剤などでくっつけて使い続けるなどという怖いことは、絶対にやめてくださいね！

入れ歯を保険で作る前に知ってほしいこと

正直な想いで申し上げますが、入れ歯を作る上でお勧めしたいのは、保険診療ではなく自由診療の入れ歯です。
値段の高いものばかり勧めるなんてけしからん、とお怒りになられてしまうと辛いばかりなのですが、毎日口の中に入れて、生きて行くために必要な「食事」という大事な行為をサポートするツール、人とコミュニケーションを取るための「会話」をサポートするツール、身体のバランスを整えて、底力を影からしっかり支えてくれるツールを作るのに、保険診療では何もかもがどうしても足りなさ過ぎるのです。

当院のホームページにも掲載していますが、自由診療なら５２の製作工程のところ、保険診療では２３の工程しかありません。
というか、それしか出来ないのです。
最低限のものしか出来ない、限界だというのはこうした部分にもあります。
また、並べて見てしまうと愕然とするほど、自由診療と保険診療の入れ歯の仕上がりは見た目からして差があり過ぎます。
使える材料も道具も精度の高いものが使えないために、どうしても大きな格差が生まれてしまうのです。

口の中の違和感は、髪の毛１本でも絶対に無視は出来ないほど微妙な感覚だということは誰でもわかっていることですよね。
それなのに、保険診療ではきちんと違和感なく装着出来るものが作れないのが明らかとなれば、どうしても自由診療をお勧めせざるを得ません。
現在お使いの入れ歯がどうしても使えない、入れ歯をこれから作ることを検討している、という方は、是非もう一度入れ歯の現実について知っていただきたいと思います。

人の顔や身体は一人として同じ人は存在しませんよね。
似ている人はいるとしても、まったく同じ人なんて有り得ません。
とても良く似た双子の方でも、成長するとどんどん特徴が変わって行かれます。
口の中だって、同じ人なんてただの一人もいません。
だからこそ、入れ歯に使う人工の歯の形、色、歯茎の変わりとなる歯肉部の素材、形態、口の中の粘膜に密着させる義歯床の素材、厚みなど、ひとつひとつをご本人のためだけのものにしたいのです。
そして、装着する方法についても、残っている歯に負担をかけないためにはどうすれば良いのか、長持ちさせるためには何が最適なのかもきちんと考えて、ご本人が付けていることすら忘れてしまうくらい、自然な人工の歯をご提供したいのです。

いろいろな条件を考えても、やはり冒頭で申し上げたように、自由診療をお勧めしたいのが正直な想いです。
確かに良い素材を使うとそれだけ材料費がかかってしまう場合もありますが、是非ご検討下さい。

入れ歯全般のご相談が可能です

入れ歯の保険外の値段

入れ歯を作る時にどなたも気になるのが保険外の値段でしょう。
特に保険適用ではなく保険外で入れ歯を製作しようとすれば、まとまった予算が必要になるのは間違いありません。
それでも、自分の大事な歯に変わる入れ歯という存在を考えれば、保険診療ではなく自由診療の入れ歯をお勧めします。
なぜならあまりにも違いが大き過ぎるからですね。

当院のホームページでもご紹介していますが、自由診療と保険診療の製作工程には２９もの差があります。
同じものを作るのに、最低限の手間で作るのと倍以上の手間をかけて作るのとでは、どれだけ出来上がりに差が出るかは、きっと皆さんも想像が付くことと思います。
口の中に入れて使うものには髪の毛１本ほども違和感があってはいけませんし、ズレがあってもいけないのです。
加えて、口元は顔の印象を左右する大切な部位ですから、審美性も追求すべきなのは言うまでもありません。
値段が高いか妥当なのかは、得られるものの価値をしっかりご理解いただいてご検討いただくしかありません。
入れ歯そのものの価値ももちろんありますが、それだけでなく、それを使って得られる生活そのものも「大切な価値」なのです。

入れ歯の料金については当院のホームペースにも料金表を掲載しています。
イメージしやすいように写真付きで掲載していますので、参考にご覧になってみて下さい。
入れ歯の基本的な価格構成は、プラスチック仕上げの基本的な床の価格＋種類別の金属床、それにプラスしてさまざまなオプション費用となります。
金属床にはコバルトやチタン、ゴールド、メッシュなどの種類があり、オプションには見た目を美しくする審美仕上げやクッション仕上げ、床のサイズなどの内容があります。

入れ歯はお一人おひとり違うので一概には言えませんが、費用例で言えば、上顎の総入れ歯でバネの無いタイプにして２６２，５００円、床を小さくするタイプにすれば３６７，５００円です。
下顎ならチタン床にして３６７，５００円、シリコーン裏打ちをプラスすれば４２０，０００円です。
その通りになるわけではありませんが、だいたいの目安にはなるのではないでしょうか。

入れ歯を作られる際には、ちょっとお時間はいただきますが、材質や特徴についてしっかり納得されるまで歯科医から説明を聞かれることをお勧めします。
面倒だからすべてお任せ、ではいけませんし、何か一つのブランドにこだわり過ぎるのもあまり良いことではありません。
入れ歯の世界も毎日進歩していますから、是非最新の情報をしっかりご理解して下さいね。