11Jul
入れ歯専門の歯科医師がいます
入れ歯を実際に使えるツールに育てるのは、他ならぬ患者さまご本人です。
歯科医師はそれを最善の手段でサポートするのが役目ですから、入れ歯作りは正に患者さまと歯科医師の二人三脚です。
単にかめる入れ歯ではなく、全身機能をも向上させるような入れ歯作りをしましょう。
入れ歯専門の歯科医師は、補綴専門医です。
補綴専門医は、歯科全般について学んだ後、更に専門的な補綴の勉強を積んだ医師のことで、入れ歯を作る際には是非補綴専門医のいる歯科医院をお探しになると良いでしょう。
また、いかに腕の良い補綴専門医がいても、実際に入れ歯を作るエキスパートの腕も必要です。
入れ歯やかぶせものを作る専門家は歯科技工士さんで、ピッタリな入れ歯を作るためには高度な技術を持った歯科技工士さんが欠かせません。
通常はこの2分野の専門家による入れ歯の製作が行われますが、当院では噛み合わせ専門技工士という専門家も加わっています。
噛み合わせの調整は非常にデリケートで、微妙なニュアンスを伝えるには患者さまと専門家とが直接やり取りをするに限ります。
高い技術を持ったエキスパート、そして入れ歯を作る最新設備が充実した環境にあることが重要で、入れ歯を作るのであれば、そうした条件を満たすところを探されることをお勧めします。
ただ、冒頭で申し上げたように、入れ歯を育てるのは患者さまご自信です。
どうすれば良いかというと、とにかく入れ歯を使って生活し、何度も何度も調整をすることです。
小さなことでも気付いたら専門家に伝え、直しては使い、直しては使い、本当にピッタリ入れ歯が合うまで調整を続けることです。
なかなか根気の要る期間ではありますが、面倒だからと言ってそこを飛ばしてしまうと、オーダーメイドの入れ歯を作る事は出来ません。
妥協せずに、こだわって調整を続けましょう。
入れ歯の悩みは十数年以上抱え続けている方が少なくありません。
その辛かった年月を思えば、前向きに改善されて行く期間はきっと苦にならないと思いますよ。
入れ歯は作ってから3ヶ月から6ヶ月のスパンでメンテナンスを行います。
この時に当院で使っているのが何が食べられるようになったかとチェックする「山本式咀嚼機能診査表」です。
今まで食べられなかったものが食べられるようになるのはとても嬉しいことですよね。
食べたい食品が食べられるようになることをモチベーションとして、コツコツ調整を続けるのも良い方法だと思います。
入れ歯の名医にかかりたい
入れ歯の名医にかかりたい・・・。
40歳頃からだんだんと歯を失う人が出てきて、50歳を過ぎると入れ歯のお世話になる人が増えてきます。歯を失う主な原因は歯周病と虫歯です。日本歯科医師会と厚生労働省では、80歳でも自分の歯を20本以上保つという運動を長年展開していて、その結果、昔に比べれば、高齢者の総入れ歯は少なくなってきています。
入れ歯を作りたいけれど、名医がわからずどの歯医者にかかればいいのかわからないということもあります。歯医者の中には入れ歯を得意とする名医もいればそうでもない医師もいます。実際にその歯医者で入れ歯を作った方の感想を聞いてみるのもいいでしょう。また、ネット上の口コミもある程度参考にできるかもしれません。
そのような情報が得られない場合は、その先生のプロフィールを見て補綴学(ほてつがく)を学ばれた先生かどうか確認してみてください。補綴学というのは歯や関連組織が失われた場合に、顎や口腔の機能障害や審美性を回復するための学問です。治療としては入れ歯やクラウン、インプラントなどがあります。
プロフィールに補綴学を専攻したあるいは補綴の専門医であるとの記載があれば、知識も技術も信頼できます。スタッフにも噛み合わせ専門技工士や入れ歯専門技工士がそろっていれば、なお安心です。さいたま市にある入れ歯専門のくろさき歯科では補綴の専門医が治療にあたり、入れ歯専門のスタッフもいます。また、口の中だけではなく、体全体との関連を考えて治療を行うホリスティックを実践しているので、高い質の治療を受けられます。
また、技術がある名医と言われていても、あまり説明してくれない、わからないことや不安なことを聞きにくい、こちらの要望を話しにくいということがあると、不安なまま治療を受けることになります。ですから、患者の話をよく聞き、丁寧に説明してくれる歯医者を選びましょう。
予防に力を入れている歯医者も良い歯医者と言えます。口の中のトラブルの原因や今後どうすればいいのかを分かりやすく丁寧に指導してくれる医師なら安心です。入れ歯には保険が適用されるものと保険適用外のものもあるので、どんな入れ歯があるのか、費用はどうかなどについてしっかりと説明してくれる歯医者を選びましょう。
入れ歯は1回作ればそれで終わりというわけではなく、後で微調整が必要になるので長い付き合いになります。それで最初から相談しやすく、確かな技術と知識を持った医師を選ぶのはとても大事なことです。
入れ歯作製のスペシャリスト 歯科技工士
顎の形や口の大きさ、歯の噛み合わせなどは患者さん一人一人で違っていますね。そのため、入れ歯を作る際にも一人一人に合わせることがとても大切です。こうした治療を行うのは、主に歯科医師ですが歯科医師が診察して作成した指示書に沿って実際に入れ歯を作るのは誰でしょうか。それは歯科技工士と呼ばれる、言ってみれば入れ歯作製のスペシャリストたちです。
歯科技工士の仕事内容はとても細かな作業です。少しの調整で入れ歯を口の中に入れた際に違和感が生じてしまうこともあります。話すとき、食べる時、自分の歯の感覚にどれだけ近づけることができるかが、歯科技工士の腕の見せ所でもあります。身体にとって、入れ歯は異物ですが、それを口の中に入れて何時間も過ごしても異物感を感じないように作るのはとても難しい作業になります。
通常、歯科技工士は歯科医には常駐せずに、別の場所で作業をしています。指示書に沿って作られた入れ歯であったとしても実際に患者さんが装着してみると、「・・・ちょっと違かうかな?」と感じることもあります。その微妙な違いやニュアンスを歯科医師がまた歯科技工士に伝えるのは大変ですね。そこでくろさき歯科では、実際に入れ歯を作っている歯科技工士が患者さんに合って、コミュニケーションをとる方法を採用しています。こうすることで、患者さんもどんな人が自分の入れ歯を作ってくれているのかを知ることができますし、ただ作るだけでなくしっかりとケアされているという安心感を持つことができます。
さらに患者さんが作製された入れ歯を自分の身体の一部と感じることができるように、入れ歯専門技工士、かみ合わせ専門技工士の協力も大切です。あらゆる分野のエキスパートが協力して入れ歯を作製するので、患者さんに満足して長く使って頂ける入れ歯を提供することができています。
一つの入れ歯を作るためにも沢山の人が良く連携して協力しなければ、満足度の高いものは作れませんね。歯科医師、歯科技工士のどちらの役割もとても重要です。腕の良い歯科医師がいなければ患者さんを診察して必要な情報を記した指示書を歯科技工士に渡すことができません。そして歯科技工士がいないと、腕のよい歯科医師がいても患者さん一人一人のニーズに合った入れ歯を作ることができません。くろさき歯科には最新の治療をするために歯科医師、歯科技工士が揃っています。現在の技術に満足することなく、色々な機会を活用して技術アップを目指しています。
入れ歯を作る時に思い浮かぶのは歯科医師だと思いますが、歯科技工士さんもとても重要な役割を持つ存在です。
歯科技工士さんは、歯科医療の一端を担う専門家であり、歯科医の指示書に従って実際に入れ歯などを製作する職人さんです。
高度な精密技巧技術を必要とする職業で、歯科技工士さんの腕ひとつで入れ歯の出来が大きく左右されるのは事実。
咀嚼や嚥下、発音など痛みや違和感無く入れ歯が機能するのはもちろんのこと、その審美感覚もとても重要な仕事なので、大変重要な役割を果たしていらっしゃいます。
歯科技工士さんが製作される主なものは入れ歯だけではありません。
いわゆる銀歯のようなかぶせものもそうですし、ブリッジやインプラントなどもそうです。
また、歯並びを矯正するための装置やマウスガードなどを製作する仕事や、エピテーゼのような形成外科に関係する仕事もされています。
歯科技工士さんに求められるのは科学的知識に裏付けられた技術とよく言われますが、精密であり正確であり、生体に害が無く機能的なものを製作しなければならないというのは、とても難しい仕事だと言えます。
歯科技工士国家試験は専門の教育機関で2年以上学び、必要な知識と技能とを習得して初めてトライ出来るようになります。
歯科医師と歯科技工士さんの綿密な連携があって初めて、高い機能性を持つ入れ歯が出来ます。
一般的には歯科技工士さんは歯科医院で直接患者さまとコミュニケーションを取る機会はあまりないのですが、当院では微妙なニュアンスを直接伝えていただくことがベストと考え、歯科技工士さんにも出張していただいています。
また、噛み合わせ専門の技工士さんにもご足労をお願いして、患者さまの状態をダイレクトに見ていただいています。
この連携があってこそ、本当にフィットする入れ歯が出来上がると知っているからです。
「最近の歯科医師は、もっと歯科技工士の仕事を知るべきだ!」というご指摘もあるようですね。
確かにこの連携無くして良い治療は出来ないでしょう。
歯科技工士さんが製作するものは技工物と言いますが、入れ歯は単なる技工物ではなく、患者さまの体の一部となるものです。
歯科医師も、歯科技工士さんも、責任は重大です。
また、歯科技工士さんには、常に新しい知識を得る好奇心と、新しい技術を習得して行く向上心が欠かせないとも言われます。
その点はもちろん歯科医師も変わりありませんが、日進月歩で変化する歯科医療については、常に貪欲に望む姿勢も大切ですね。
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